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お疲れ様です!鷲厳です!
筆者が京都で7年間パチ屋でバイトをしていた中で、衝撃的な出来事を紹介します!今回は【知らない方が良い事もある】です!
とある常連の夫婦がいた
昔ヤンチャをしていたそうな旦那さん【以下:旦那さん】と…
着ている服や持っているものは大体ハイブランドな奥さん【以下:奥さん】だ。
旦那さんはゴミ収集員みたいだった。
そして奥さんはたぶん洋服店の経営者だと筆者は勝手に思っていた。
これには理由がある…
この夫婦は金を持っている感がハンパなかった。
旦那さんはいつも1500万くらいするベンツで来ていたし、持っていた長財布もいつもパンパンだった。
奥さんはいつもハイブランドなものを身に着けていたし、いつもいい匂いがしていた。
しかし、旦那さんはごみ収集員で、確かに給料はいいかもしれないがそこまで贅沢な事ができるだろうか…
そこで筆者は…
(多分、奥さんが何か会社を経営しているのだろう。いつもオシャレでいい匂いがしているから洋服屋さんだな!)
っと勝手に思っていたのだ。
勝手に思っていて、聞きはしなかった。
旦那さんの方はよく仕事終わりの作業服のまま来店していたので聞かなくてもわかっていた。
お客様をあまり詮索しない筆者は正にパチ屋店員の鑑だ。
ちなみに子供もいるみたいだった。
そんなある時…
いつもは夕方くらいから来店する旦那さんがいつもより早く来店してきた。
すかさず筆者は…
「あれ?今日は早いっすね!」
「今日は腰が痛いから仕事は休んだったわ!」
やはり、キツイ仕事なのだろう。
「大丈夫っすか?あんまりムリせんとってくださいね!」
筆者はいつもの八方美人を炸裂させた。
だが…
次の日は朝一から来店してきた。
「お!おはようございます!…まだ腰痛いんすか?」
「そやねん…まぁ腰やしなぁ…」
(いや…パチ屋来る前に病院いけばいいやん…)
「なかなかすぐには治んないっすよねぇ~…ははっ…」
筆者の得意技の八方美人と愛想笑いの合わせ技だ。
しかし…
そんな旦那さんはだんだんと早く来店する頻度が高くなっていた。
そしてある朝一…その日も旦那さんはいた。
どうやら、誰かに電話しているようだ。
電話が終わり…一言…
「仕事辞めたった!」
「!」
「マジっすか!まぁ腰がヤバいですもんねぇ~」
その後筆者はすぐに、他のスタッフにその事を言った。
その日のスタッフ間の会話は、なぜこのタイミングで辞めたのか?辞めて大丈夫なのか?辞めるという事をなぜパチ屋の駐車場で言ったのか?等々…
確かに、仕事を辞めて今後どうするのか?とは筆者も思った。
その歳でニートはなかなか厳しいのではないか?など色々思ったが、あまり詮索しなかった。
なぜなら、筆者はパチ屋店員の鑑だからだ。(他人にそれほど興味がないとも言える)
(まぁ…奥さんが洋服屋さんの経営者やし、金の心配はないんやろ)
そんなもんだ。適当にそう思った。
それから旦那さんは毎日朝一から来店していた。
きっとニートになって時間を待て余しているのだろう…と思った。
しかし、旦那さんはヒキ強な方ではなかった。
だんだんと負けが積み重なってきていたが、それでも毎日来ていた。
筆者は
(奥さんの会社、相当儲かってんねやなぁ~)
…そんなもんだ。
しかし、元々ヤンチャな旦那さんは負けが積もってくると、やはり態度や行動が粗暴になってくる。
しかし店長は毎日来店してくれて、ほぼ負けてくれる上客を「生かさず殺さず」で対応をなぁなぁにしていた。
店長はやり手なのだ。
そして筆者も旦那さんとはまぁまぁ仲が良かった為、いつもそんな旦那さんをたしなめていた。
筆者もやり手なのだ。(時給1050円)
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そして…とある仕事帰り…
今日は何打とうか(当時の筆者はパチンカス)考えながら帰ろうと歩いていると…
最近来店しだした若い常連の兄ちゃん達が駐車場でキャッキャ言っていた。
筆者がなんとなく
「どうしんたん?」
と問いかけると若い常連の兄ちゃんの一人がケータイを見せてきて
「これ見てみ!…ヤヴァイやろ~!これはめっちゃヤニこいわwwww」
(なんやねん…ヤニこいって…)
出されたケータイを見てみると…
「!!!!!」
「なっ!ヤニこいやろ!ヤヴァすぎやない?」
「こいつぁ…ヤニこいなぁ…」
そのケータイの画像にはなんと…
手で口元を隠した奥さんが写っていたのだ。
わかる人ならわかるだろう…
つまりピンク産業のサイトに顔出しで写真を出していたのだ。
そう…奥さんは、ピンク産業の従業員だったのだ。
しかも、ピンク産業の中でも最もランクが高いヤツだ。
もう…衝撃だ。
だが、そうなれば色々合点がいく。
ピンク産業の中でも最もランクが高い従業員となれば、稼ぎもいいはずだ。
いつも身に着けているハイブランドなモノやいくら負けても毎日打ちに行く旦那さんの資金もなんとかなるはずだ。
あの1500万するベンツだって、買えたはずだ。
そんな事を思いながら、若い常連の兄ちゃんたちを適当にあしらい。
近くのパチ屋へ打ちにいった。
(あそこで止めていればトントンだっただろう…)
それからというもの…
どうてもチラつく。
その夫婦を見ると、どうしてもチラつく。
特に旦那さんだ。
奥さんの稼いだ金をガンガン吸いこませていく。
なんだったら、ズーマーっていう原チャをフルカスタムさせたりして
「これ一台で車一台新車で買えるで!」
とかいってるけど…
(それ奥さんがピンク産業で稼いだ金やん…)
とか思ってしまう。
奥さんがピンク産業で働いている事実を知らなければ
「カッコいいっすね!さすがっすね!センスがハンパない!」
とか言えたけど…もう知っちゃてるから…
「いいっすね…」
くらいしかいえない。
筆者の八方美人のパフォーマンスも落ちてしまう。
だが、筆者もパチ屋店員の端くれ、そんな事ではお客様を差別しない。
ただ、「この人の奥さんは稼ぎがいい」としか思わないようにしたのだ。
しかし!
また、ある仕事帰り…
この間の、若い常連の兄ちゃん達がまたキャッキャ言っていた。
「どうしたん?」
また、あの話題だ。
「これ見てみ!ヤニこすぎやろwww」
(だからヤニこいってなんy…)
「!!!」
出されたケータイを見てみると…
奥さんの○○○(源氏名)21歳(大学生)
(ちょ…えっ…?)
パニックだ!
21歳?
大学生?
「絶対嘘やんwwwめっちゃヤニこいなぁwwww」
確かに21歳は言い過ぎだ。
奥さんは化粧こそしているものの、近くによれば小皺やほうれい線見えるくらいの歳だ。
推定当時40歳くらい、よく言っても30代後半だ。
しかも、なにより子持ちだ。
母ぞ!
しかし、それはよくある、ピンク産業あるあるだった。(色んな意味で)
それぞれ事情はあるとは思いつつも…
なかなか衝撃的だった。
なんかしらんがちょっとブルーになった。
他人の事情に図らずしも深入りしてしまうとこういう事になる。
筆者がお客さんに、あまり興味を持たないようにしてるのもその為だ。
世の中のおいては、知らない方がいい事もあるのだ。
だが、夫婦がお客様で筆者がスタッフである限り、客と店員と言う関係は続くのだ。
って事で以上!
今回はちょっと短めでまとめてみました。
結局、その後の夫婦は筆者がパチ屋を辞めるまで常連さんでした。
その後は…しらん!
それでは皆様に幸あれ!
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