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~な話

とあるパチンコ店でバイトしていた時の出来事【エピソード:1 最悪のタイミング】

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お疲れ様です!鷲厳です!

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実は、筆者は京都にいた頃ずっとパチ屋でバイトをしていました。

 なんといっても、パチ屋のバイトの時給は1000円以上が基本、しかもフルタイムで働けるので、月の稼ぎ(週5で勤務)で言えば手取りで14万弱くらいもらえるのでよっぽどの贅沢をしなければ普通に暮らせるのです。

しかもバイトなので大した責任もなく、ただ8時間を適当にこなせば生活できるのです。

だが当時の筆者は、給料日の3日後には金がなくなる典型的なパチンカスでした。

筆者は、そんな環境にトータルで約9年いました。(今はまったく違う業界にいますが…)

そんな筆者が、京都のパチ屋で働いていた約7年間の中で印象に残った出来事を紹介していきます。

それではスタート

当時、筆者がバイトをしていたパチ屋は総台数200台くらいの小さな店舗だった。

そんな小さな店舗にも関わらず、常連さんは沢山いた。

やはり7年近くもバイトしていれば、そんな常連さん達とも仲良くなるはあたりまえだ。

今回紹介するのは勿論、その常連さんの中の一人との出来事になる。

その常連さんは【通称:メッシュのお姉さん】だ。

これはよくある事で、スタッフが常連さんと認識しだした時に名前をしらなかったら見たままのあだ名を付けるのだ。(当時、倖田來未さんが絶頂期だった為、そのマネをしていたのだろう)

見た目は、小太り、年齢は多分当時40代くらい(一応レディーなので年齢はきかなかった)、そして前髪がメッシュの金髪

筆者がこのパチ屋で働き始めてから辞めるまでずっと常連だった。

他の常連さんもその人を呼ぶときは「ねぇさん」と呼ぶ。

本当に名前がわからないのだ。

聞けばいいじゃんと思った方もいるだろう…

勿論、こちらもそのメッシュの姉さんの名前を探る策をいくつも講じたが、なんとなくはぐらかされしまう…

もう、はぐらかされた時点でスタッフ一同はあの人は【メッシュのお姉さん】でいこう!となるのだ。

ちなみに筆者が中学生の時のあだ名は「カタツムリ」だ。

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そんなメッシュのお姉さんはなかなかクセの強い人だった。

パチ屋といえばギャンブルだ。勝つ人もいれば、当然負ける人もいる。

というより、負ける人の方が大半である。

パチ屋も慈善事業ではないのだ。負ける人がいるから従業員に給料が支払われるのだ。

メッシュのお姉さんも例外ではない。負ける時の方が多い。

買ってる時は上機嫌だが、負けている時はかなり不機嫌になる。

パチ屋によくある光景だ。

だが、メッシュのお姉さんはそれだけではなかった。

沢山いる常連さん達の中でも、かなりヤラかす部類なのだ。

抽選入場で抽選券を大量にとっていい番号だけを抜き、その他の番号は捨てる。

他の常連ではない客を威圧する。

長時間、他の台を確保する。

一人で2台回す。

あげたらキリがないほど悪質なのだ。

筆者も、メッシュのお姉さんが原因で何度か店長に怒られた事もある。

何度も改めるようお願いしても、「あたしは常連だから、ある程度は多めにみてくれ」みたいな事を言ってくるのである。

それに、常連と言うことで店長もなあなあに対応していた。

典型的な悪質な常連だ。

だが、勝っている時や、朝一は機嫌がいい。

…っというかメッシュのお姉さん以外でも朝一は基本的に皆機嫌がいい。…なぜなら勝つ事しか考えていないからだ。

それはもう気持ちが悪いくらい機嫌がいい。気持ちが悪いと思うくらい振れ幅が大きいのだ。

ジュースをおごってくれのは当たり前(本当はダメだが…)。時には筆者が着ている制服のシワが目立つといい、これでアイロンを買えとお金をくれようとしたり(当然断ったが…)

とにかく勝った負けたの機嫌差が異常にある人なのだ。

そんな、一癖も二癖もあるメッシュのお姉さんだが、実は結婚しており旦那さんがいた。

その旦那さんは、かなりの男前だ。

メッシュのお姉さんとは似つかわしくないくらいハンサムだ。

そして、そこそこいい人だ。

負けている時はダメだが、普段はそこそこいい人なのだ。

原付で何回も筆者を轢きにかかるくらい良い人だ。(吉本新喜劇のちくびドリルくらい定番のやり取りだった)

ちなみに【通称:メッシュのお姉さんの旦那さん】だ。

たぶんメッシュのお姉さんが金を持っていたらから捕まえられたのであろうとおばさんスタッフ達は言っていた。

確かに、メッシュのお姉さんはいくら負けていてもほぼ毎日来ていた。

一説には、どっかのホテルの副支配人だと噂があったくらいだ。

それが本当だとすれば、バリバリのキャリアウーマンだ。

だがバリバリキャリアウーマンだとすると、クセが強すぎる。そしてほぼ毎日パチ屋通いが出来るのもオカシイ…

まぁ…なんにせよ金は持っているのだろう。

そして、筆者は【メッシュのお姉さん】より【メッシュのお姉さんの旦那さん:以下旦那さんとする】との方が仲が良かった。

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そして…

ある仕事終わり、私服に着替えて「今日は何打ったろかなぁ(当時の筆者はパチンカス)」なんて思いつつ店の外へ出るとメッシュのお姉さんと若い常連のお兄ちゃん達3人がなにやら話してた。

基本的に、仕事以外ではお客さんとなるべく話してはいけないと言うパチ屋店員あるあるがある。

そのメッシュお姉さん含む、常連さん達3人に、

「お疲れ様です!」

とだけ言ってやり過ごそうとしたのだ。

だが、メッシュのお姉さんに

「あっ!鷲厳君!ちょっとこっち来て!」

(チッ!…メンドクセェ…)基本的にメッシュのお姉さんは苦手だ。

しかし、仲が良い常連さんがいたのでしぶしぶ常連さんたちの輪に入ると…

メッシュのお姉さんが…

「今度、あたしンちで、すき焼きパーティーすんねん。あんたも来ーへん?」

筆者は…

「行きたいっすけど(嘘)そういう事すると店長に怒られるんですよー…へへっ…」

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筆者の愛想笑いは、天下一品だ(当社比)

メッシュのお姉さんは

「大丈夫やって!あたしらが黙ってたらえぇ話やん!なぁ…来ーなぁ!」

(メンドクセェ…)

筆者は助けを求めるように若い常連さんたちに、目を向けると…

「いや~…そうっすね~」

どうやら、若い常連さん達もあまりノラないようだ。

(いいぞ!そのまま流れろ!)

「お肉めっちゃいいの買うてくるから、すき焼きパーティーやろうや~」

(ええ肉とかそういう問題ちゃうから…)

っとメッシュのお姉さん…

きっと「いい肉」と言えば若い常連さんは飛びつくと思ったのだろう。

「マジっすか!ほないこっかなぁ~(筆者をチラッ)」

(うわっ…ホンマかこいつ…ソッコーでつられとるやん…)

「皆もこう言ってるしあんたも来ぃな!…な!」

(くっ…この流れは…)

筆者は再び若い常連さんに目を向けると…

「行きましょ!」

(くっ…やはり…)

筆者は

「わかりました!皆が行くんやったらいきますよ!てか、すき焼きめっちゃ好きなんすよ~」

本心は行きたくないが(パチ屋店員あるある関係なく)なにより筆者は八方美人なのだ

そもそも、メッシュのお姉さんは苦手だが他の若い常連さん達や旦那さんとは話が合う、つまり若い常連さん達と旦那さんと筆者で盛り上がればいいのだ。

メッシュのお姉さんは苦手だから、のけ者だ。なんか話かけられた適当に相槌でも打っとけばいいだろう。

そう思いながら、筆者が働いていたパチ屋の近くのパチ屋(ライバル店)にいき2万くらい負けた。

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いよいよ、メッシュのお姉さん宅ですき焼きパーティーが行われる日になった。

とりあえずの集合場所には、なぜか「いい肉」につられた常連さん【以下ブーちゃんとする】しかいなかった。

筆者とブーちゃんだ。

「あれ…他の人らは?」

筆者は第一声で問いかけた。

「なんか用事が出来たみたいで来れへんみたい…」

(やられた…)

あいつらはその場しのぎで嘘をついていたのだと即座に思った。

「マジかぁ…その人らええ肉食えへんやん」

っとは言ったが、早くも計画が崩れ始めきた。あと仲良くなった同世代と思われる常連さんには基本タメ口だ。

「あと旦那さんは?」

「さぁ…家にいるんちゃう?」

そんな事を言っていると、颯爽とメッシュのお姉さんがやってきた。

「いやーごめんごめん!ちょっと色々あって遅れちゃったわ!ほな早速行こっか!」

「大丈夫っすよ!いやー早くいい肉食いたいっすわぁ~」

人が少ない事には触れなかった。事前に連絡があったのだろうか…

そういえば、ブーちゃん(デブ)は「いい肉」につられたのである。

そんなデブはさておき、筆者は色々考えていた。

(若い常連さん2人がいないって事は、筆者、ブーちゃん、旦那さん、メッシュのお姉さんの4人か…まぁまだなんとかなるやろ…)

まさか、その後あんな事態になるとはこの時思いもしなかった。

筆者は苦手なメッシュのお姉さん宅で、筆者にとって無意味な時間をいかにストレスなく過ごすかを考えていたのだ。(最初から肉なんてどうでもよかった)

そんな事を考えながらメッシュのお姉さんについていくと、まぁまぁ綺麗なマンションにたどり着いた。

さすがに金をもってると思わせる事だけはある。

まぁまぁ綺麗なマンションでオートロックだ。

ちなみに当時、筆者が住んでいたアパートは月一で火災報知器が鳴る。ボケた爺が鳴らすのだ。

そして、メッシュのお姉さん宅へ…

中の様子は、まぁまぁ小奇麗だ。

そこら辺は、我らが来るにあたって掃除とかしたのであろう。

そして、ダックスのワンコもいた。(メッチャ可愛い)

だが、ある違和感に気付く…

旦那さんがいないのだ…

買出しにでも行ってるのだろうか…

それだったら申し訳ない。言ってくれれば筆者がひとっ走り行ってくるのに…

ちなみに、筆者の100m走は大体20秒くらいだ。

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しかし、メッシュのお姉さんの「この家具はいいブランドで高かった」だの、「このワンコは血統書付きで高かった」だの、そんな興味もないクソみたいな話にナイスなオーバーリアクションと適格な質問で話題を広げ筆者は、メッシュのお姉さんのご機嫌取りに勤しんでいた。(筆者は八方美人だ)

するとブーちゃんは…小さな声で

「俺、犬アレルギーやねん…目ぇ痒なってきた…」

…とりあえず無視した。っというより聞こえない振りをした。

今、筆者は頼れる存在はブーちゃんとワンコしかいないのだ。

お前のそのネガティブな発言でワンコが隔離されたら筆者の選択肢が減る。それはナンセンスだ。限りある人生において、選択肢が沢山あったほうがいいに決まっている。

だから心を鬼にしての聞こえない振りだ。

(わかってくれブーちゃん!これはお前の為でもあるんだ)

そんな中、メッシュのお姉さんは着々とすき焼きの準備を進めていく。

手際がいい。

前日にしっかりリハーサルをやったんじゃないかと思うくらい手際がいい。

今にでもすき焼きパーティーを始められるくらいだ。

「なぁ…見て!目ぇめっちゃ腫れてk…!」

「もう始められるみたいやで!肉!ほら肉!」

筆者は機転がきくのだ。デブには肉と言っとけばいい。

「ヤバ!めっちゃええ肉やん!」

これで当分、犬アレルギーの件も大丈夫だろう。

メッシュのお姉さんも

「この肉ホンマのえぇ肉やねん!100g、~(値段は失念)円くらいやったわぁ~」

たしかに、すごい良い肉っぽかった。

今の筆者が食べたら次の日には100%胃もたれをおこしそうなくらい良い肉っぽかった。

だが当時の筆者はバリバリのヤングメンだ。さすがの筆者も…

「ありゃざっす!」

6割がた本心だ。

あとは、旦那さんが帰ってくるのを待つだけだ。

だが…

帰ってこない…

更に、メッシュのお姉さんはもう肉を焼き始めている。

旦那さんを待つ気配がない。

さすがに…おかしい…

やはりブーちゃんも気になったようで…

「あれ…旦那さん待たないんすか?」

「えっ…うん…」

メッシュのお姉さんは急に暗くなった。

が…

「まぁ…ええやん!はよ食べよ!」

「そうっすね!」

デブは肉に夢中だ。

筆者もそのうち帰ってくるのだろうと思い、肉を頬張った。

だが…

メッシュのお姉さんはあまり食べなかった。

さすがのデブも気を使って、

「あれ?ねぇさん食べないんすか?」

「うん…あんまり食欲ないねん…」

(イヤ!あんた言いだしっぺやがな!あんたがすき焼きパーティーやろぅて言ったんちゃん!)

「あれ?ダイエットすかぁ…へへっ」

筆者の愛想笑いは天下無双だ。

「うん…」

(まぁええわ!さっさと食ってさっさと帰ろう)

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そして、そんなお通夜みたいなすき焼きパーティーも終盤になり始めたころ…

ガチャ!

玄関の開く音がした。

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筆者にとっては僥倖、まさに福音だ。

待望の旦那さんが帰ってきたのだ。

だが様子がおかしい…

中に入ってこないのだ…

表情も心なしか暗い…

目が合うと小さく頭を下げてくれたくらいだ。

メッシュのお姉さんと二人でなにやら話し込んでいる。

ワンコは旦那さんが帰ってきたのでキャンキャン吠える。

ブーちゃんはこの隙に肉をガンガン食う。

筆者はこのカオスの中、なぜ旦那さんが入ってこないのかを必死で考える。

すると…

旦那さんはまた出ていってしまった。

もう…謎だ…

状況が把握できない。

軽くパニックだ。

そんな筆者を見て、さすがにブーちゃんも箸が止まる。

「あれ…どっかいってもぅた…」

箸は止まるも肉は掴んだままだ。

「あれ?どうしたっすか?旦那さん、まだ仕事っすか?」

すると…メッシュのお姉さんはとても暗い顔で…

「ちゃうねん…あたしら離婚すんねん…」

「!!!!」

「!!!」肉は口の中。

「キャンキャン」…まだ吠えていた

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もはや、パニックどころの話ではない。

スパーキングエクストリアムエイドリアンモビックリパニックだ!

車を運転中に赤信号で止まってたけど、後ろから追突されて、追突してきた運転手がダースベーダーで、ルークは私の息子か!?と言われたくらいパニックだ。(本当によくわからない)

予想外なことが起こり過ぎたのだ。情報量がハンパではない。

ひと昔前のパソコンなら、強制的に落ちてしまうくらいの情報量だ。

「…そう…なんすねぇ…」

いくら八方美人で機転が利く筆者でも、このパターンはわからない…

楽しいすき焼きパーティー中に離婚発表のパターンはわからない。

そう…長年筆者が接客業(パチ屋も一応接客業だ)で培ってきたお客様対応の基本「肯定」しか出来なった。

ブーちゃんもさすがに箸を置いたみたいだ。

「何でっすk…」

「とりあえず食べまっしょっか!」

この期に及んで、離婚原因を聞こうとするなんてナンセンスだ。デブめ!

さすがに離婚原因まで聞いてしまうと、内容次第ではこっちまでブルーになってしまう。

やはり、筆者は機転が利くのだ。

早く、この災厄から立ち去りたい…

この大して乗り気でもなかったすき焼きパーティーで更に、このタイミングでの離婚発表…

最悪だ…

これ以上の気まずさはない…

初めて入ったコンビニの店員さんに突然告って玉砕するほうがまだマシだ。(これもよくわからない)

すると…メッシュのお姉さんは…

「でも…嬉しい…こんな状態やけどあんたらがいてくれて…」

「そうっすね…」

接客業の基本だ。

だが…そんな事を言っている場合ではない。筆者は一刻も早くこの状況から抜け出したいのだ。

するとブーちゃんが…

「そういえば…もうすぐ用事があるんすよ!」

(!!!!…マジか!俺を置いていく気か!)

「ほいで…鷲厳君もついでに送るんで、今日はこの辺で!ごちそうさまでした!」

(!!!…こいつ!……大好きだ!)

ブーちゃんはいい奴である。

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実は…本当にいい奴なのだ!筆者の誕生日にはバッタモン(偽物)のヴィトンの財布をくれるくらい良い奴なのだ。

筆者も即便乗だ!

「あれ?もうそんな時間なん?そっか~…お肉おいしかったです!ごちそうさまでした!」

メッシュのお姉さんも…

「えっ!そうなん?そりゃしゃーないなぁ…」

と暗い表情だ。

だが、筆者は帰れるとなればそんな事どうだっていい。

どうだっていいのだ。

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ブーちゃんのおかげで…

なんとか、最悪でクソみたいな時間を抜け出す事に成功した筆者はブーちゃんと帰りながら…

「あんな事ある?…あのタイミングで?」

「そうそうないで!貴重な経験したわ!でも…肉はめっちゃうまかったやん」

やはりデブだ。

だが、いいデブだ!

デブだがいっつも服はレノアのいい匂いだ!

好かれるデブだ!

筆者はそう思った。

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その後のメッシュのお姉さんは…

その事件以来、1週間くらい?パチ屋には来なかったが、久々に来店したときに…

「この間はごちそうさまでした!」

もちろんマナー的な感じだ。

「うん!またやろな!」

「そうっすね!またお願いします!お店には内緒で…

やはり筆者は八方美人だ。

そんなやりとりをした記憶がある。

その後は、旦那さんも店に来ることはなく、メッシュのお姉さんは痩せたり太ったりしていた。

仕事も辞めたようだ。

毎日、朝から晩まで店にいた。

多分風俗嬢だと思われる子分を見つけ、常連の死にかけのジジイ共をパトロンにしていた。

あとはワンコは、あのあとすぐに死んだみたいだ。(可哀そう…)

トレードマークであった前髪のメッシュもなくなり、全体的に茶髪していた。

「あれ?イメチェンっすか?可愛いっすね!」

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筆者の八方美人は止まらない。

「せやろ!もう若ないからなぁ!」

(イヤイヤ…もともとオバハンやろ!)

「ははっ!…」

筆者の愛想笑いも抜群だ。

って事で以上!

いかがだったでしょうか?

書き始めたら、思っていた以上のボリュームになってしまいましたが、以上が筆者が働いていたパチ屋の思い出の一つになります。

ちなみに、ブーちゃんは就職先が決まってからは一回も見ていないです。

こんな感じで、これからもシリーズ?的な感じで書いていきたいと思います。

それでは皆様に幸あれ!

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